匠のコラムColumn

「ソーラー」と聞いて、ソーラーパネルを思い浮かべる方も少なくないでしょう。ソーラーとは「太陽の力を利用した」という意味で、光や熱が太陽の力にあたります。
ここでは、太陽の力を利用した太陽光発電や太陽の熱を利用したシステムについて仕組みやメリットを解説します。
 

太陽光発電だけじゃない! 太陽のエネルギーを使ったシステム

再生可能エネルギーとして知られる太陽光発電は、太陽の持つエネルギーを暮らしに活用して光熱費が抑えられるだけでなく、二酸化炭素排出量の削減にもつながります。
実は、「太陽光発電」のほかに「太陽熱利用システム」というものもあります。
太陽光発電で生み出された電気エネルギーは、住宅のさまざまなシーンに活用できる点が魅力です。ただし、エネルギー効率は7%から20%未満となっており、効率化は今後の課題ともなっています。
一方、太陽熱利用システムは、室内を温めたりお湯を沸かしたりすることができるもの。汎用性が太陽光発電に劣りますが、エネルギー効率や費用面では太陽光発電よりも優れているとされます。
太陽光発電と太陽熱利用システムの2つは仕組みやメリットが異なるので、それぞれについて解説してきましょう。
 

太陽の光を利用する「太陽光発電」

住宅だけでなく、一般企業などでも広く普及してきた太陽光発電。ソーラーパネルで太陽光を受け、交流電力に変換してから蓄電池に蓄えます。
生成した電気を蓄電池に貯めておくことで、夜や天候の悪い日など、日照がなくても電気を使うことができる仕組みです。
太陽光発電をうまく活用すれば、電力会社から電気を購入せずに自給自足する「オフグリッド」を目指せるかもしれません。
電気代がかからない生活は、環境への負荷が減らせるだけでなく、お財布に優しいことは大きなメリットでしょう。
 

太陽の熱を利用する「太陽熱利用システム」

太陽熱利用システムは、その名前の通り太陽の熱を使うシステム。太陽の熱を集めて効率的に循環させることで室内を温め、給湯もできるというものです。 「ソーラーシステム」と「太陽温水器」に二分され、ソーラーシステムはさらに空気式と液体式に分かれます。
 

空気式ソーラーシステム

集熱器と送風機ユニット(ハンドリングボックウスなど)で構成されるのが空気式ソーラーシステムです。屋根などに取り付けた集熱器で温められた空気を床下に送り、蓄熱材に蓄熱するほか、室内に取り入れて暖房効果を得られます。
また、暖房としての利用以外にも、温めた空気の熱を使って給湯もできます。
 

液体式ソーラーシステム

液体式ソーラーシステムは、主に集熱器と蓄熱槽で構成されるソーラーシステムです。集熱器で集めた太陽熱を、不凍液という液体を媒介にして蓄熱槽に貯まった水を温めます。
集熱器と蓄熱槽が分かれているので屋根の面積をあまり必要としないので、太陽光発電パネルと併設もできます。
 

太陽熱温水器

太陽熱温水器は、タンクに貯めた水を太陽の熱で温めてお湯にする装置です。太陽熱温水器を導入することで、通常の給湯器と比べると、1割から5割のガス代削減が期待できます。
また、太陽熱温水器は床暖房にも活用できるので、上手に取り入れれば、大幅に光熱費を抑えられるでしょう。

太陽熱利用システムは、先述の通りエネルギー効率に優れるほか、太陽光発電の半分以下のコストで導入できる点もメリットです。
 

次世代の家づくりは九州・山口匠の会へお任せください

今回は太陽の力を住まいに取り入れる方法をご紹介しました。これからマイホーム新築を検討している方のヒントになれば幸いです。
九州・山口匠の会には、次世代のエコな家づくりをお手伝いできる工務店が加盟しています。地元で10年以上の実績を築いてきた工務店だけが加盟できるなど、厳しい審査をパスしてきた工務店が、木材産地と連携しながら環境に配慮した家づくりを心がけてきました。
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